あだち広報テキスト版 2018年(平成30年)12月10日 第1796号 6・7面







あだち農業男子2018

野菜や花卉(かき)などを育てる173世帯の農家に支えられ、枝豆・小松菜で都内有数の収穫量を誇る足立の農業。今号は、若くして家業を継ぐことを決心した区内の「農業男子」たちを紹介します。     

問い合わせ先 農業振興係 電話番号03-3880-5866







あだち産の新鮮野菜を手に入れよう

直売所「あだち菜(な)の郷(さと)」(中央本町1丁目4番2号)

あだち菜(足立区産の小松菜)や大根、白菜など、区内農業者が育てた新鮮野菜を販売していて、今号登場した農業男子(一部)の野菜が店頭に並ぶことも。野菜だけでなく、あだち菜うどん乾麺などの加工品や花(不定期)も購入できます。

営業日 月・水・金・土曜日

営業時間 午前10時から午後4時  ※売り切れ次第終了

▲直売所情報はコチラ







野菜作りにチャレンジしよう

足立農すくーる(農業体験型農園)

園主である農業者から農作業の指導を受け、野菜作りを体験できる「足立農すくーる」。農具の貸し出しや講習会もあるので、初心者でも安心して参加できます。自分で育てた野菜の味は格別! 仲間たちと一緒に、野菜作りで汗を流してみませんか?

次回の利用者募集は、あだち広報31年1月1日号に掲載予定







後輩たちから慕われるアニキ

吉岡靖泰(よしおかやすひろ)(35歳)4年目

スポーツトレーナー専門学校卒業後、加圧トレーナーや不動産会社など様々な職を経験。その後、病気の父に代わり家業を守るために就農。



頑張れば頑張っただけ結果が出る

数々の職を経験してきた異色の農業者である吉岡さん。「おいしい小松菜をたくさん作れば、それだけ結果(収入)がついてくる。歩合制だった不動産会社時代と似ているかもね」とは、彼らしい発想だ。もちろん、漫然とした仕事では結果が出ないことも、経験でよくわかっている。



良い小松菜を作りたい。ただそれだけ

後輩農業者から「こうと決めたら妥協しない、かっこいいアニキ」と評される彼の目標は、野菜の目利きである市場の仲買人(集荷業者)に認められること。見た目も味も高品質な小松菜を作るため、これからも努力し続ける覚悟だ。

農業男子アイテム 耕運機

▲4年目になり、ようやく農業に慣れてきた。母の収穫速度を追い抜く日も遠くない

▲横に広がったスクリューで畑を耕す、農業者の強い味方







亡き父に代わり全力投球

新井祥太(あらいしょうた)(33歳)1年目

大学卒業後、宅配や引っ越しなどを手がける運送会社に勤務するも、父の急逝により就農。



自分の小松菜を待っている人がいる

父の急逝という逆境に立ち向かい、今年就農した新井さん。試行錯誤の毎日だが、最近出荷先の市場から「今日は『夏の甲子園※』持ってこないの?」と連絡が来るようになった。「自分を待っている人がいる」。やりがいを感じる瞬間だ。

※…新井さんが育てる小松菜の品種。野球好きであるという 理由で選んだ



追う立場から、追われる立場をめざして

この1年間、年が近い吉岡さんをはじめ、多くの先輩からアドバイスを得てきた。だからこそ「もし後輩ができたら、知識をどんどん伝えて、追われる立場になりたい」と語る。小松菜「夏の甲子園」とともに立派な農業者へ。その瞳は、甲子園大会出場をめざす高校球児のように輝いている。



農業男子アイテム 束ね台(まるき台)

▲小松菜をテープで束ねるための台。「まるく」は小松菜などを束ねる作業を指す農業用語

▲80歳を超えても元気あふれる祖父母が、若い孫の奮闘を見守っている







農業男子たちのリーダー

横山辰也(よこやまたつや)(37歳)10年目

大学卒業後、外食業界に就職し店長を経験。経営や労務管理などを学んだ後、家業を継ぐために就農。



自分の経験を後輩たちへ活(い)かしたい

「様々な試みを少しずつ進めて、10年経ってようやく一人前になれた」と話す横山さんは、若手農業者たちのリーダー的存在。「自分の半分の5年で自立できるよう、後輩を手助けしたい」という思いから、自分の畑に若手農業者を集めて情報交換するなど、後進の育成にも力を入れる。



野菜作りにとどまらず、さらなるステップへ

直売所「あだち菜の郷」の運営に携わるほか、区の友好都市である魚沼市などのJAと関係強化に努めるなど、区の農業を盛り上げるべく精力的に動く横山さん。一方で、枝豆アイスをはじめとした野菜の加工品展開にも意欲を見せる。彼の挑戦はまだ始まったばかりだ。



農業男子アイテム 草削り鍬(ぐわ)(左)・平鍬(右)

▲横山さんが作る「東京わけぎ(葉ねぎの一種)」は、23区で3軒程度しか扱っていないブランド野菜。酢みそであえると絶品

▲雑草の除去や畑を耕すのに重宝する、伝統的な農具







日々経験を積む20代ルーキー

鴨下賢人(かもしたけんと)(26歳)1年目

体調を崩した父をサポートするために、大学卒業後就農。区内で数少ない20代農業者の一人。



毎日が初体験の1年目

小松菜専業で、ほぼすべてを学校給食用に納めている鴨下さん。「畑が今何を欲しているのか、まだすぐには判別できないんですよ」と話す彼は、今年1月に就農したばかりの新人だ。熟練農業者の父の隣で、毎日修行を積んでいる。



1日も早く、一人前になりたい

父や先輩の教えを吸収するので精一杯な日々だが、「いつまでも教えてもらってばかりじゃいけない。早く一人前になって、そしていつか父を超えたい」と強い決意を口にする。まずは小松菜のことを理解して経験を積むのが大前提としながらも、ほかの野菜の栽培や販路拡大など、その目は将来を見据えている。



農業男子アイテム 農作業椅子

▲発泡スチロール製で軽く、腰ひもで結べば一緒に移動可能。座り心地も快適

▼広大な面積のハウス4棟を管理しながら、小松菜作りに汗を流す







子どもの笑顔を力に変える、農業男子の末っ子

宇佐美大(うさみまさる)(24歳)2年目

大学在学中に父から農業を学び、卒業とともに正式に就農した20代農業者の一人。



子どもたちの「おいしかった」が何よりも嬉(うれ)しい

小松菜を筆頭に、ブロッコリー、キャベツなど、様々な野菜を育てる宇佐美さん。学校給食用に納める小松菜は特に好評だ。「畑のそばを通る小学生が『お兄さん、今日も小松菜おいしかったよ』って。それがすごく嬉しいんですよ」。子どもたちの声援が大きな力になっている。



「宇佐美さんの息子」から「宇佐美 大」へ

父・一彦(かずひこ)さんは、小学校などでの食育活動で「小松菜おじさん」と親しまれるだけでなく、小松菜で農林水産大臣賞を三度も受賞した、いわば農業界のレジェンド。「父のことはとても尊敬している。でも、『宇佐美一彦の息子』『小松菜おじさんの息子』と言われ続けるのは、正直悔しい」。宇佐美大という一人の農業者として認められるべく、今日も畑で野菜と向き合う。



農業男子アイテム 播種機(はしゅき)(種まき機)

▲手で押して進むだけで、等間隔に種まきできる優れもの

▲小学生の社会科見学などで使うボード。一番大切なのは「愛情」だ







―欄外―

31年1月から使用する親医療証を12月13日(木曜)に送付

■対象=親医療証を有し、30年度現況届の内容が受給要件に当てはまる方 ※受給資格が消滅した方には消滅通知を送付。現在受給していない方で、受給対象になると思われる方はご連絡ください。■問い合わせ先=親子支援係 電話番号03-3880-5883







住居表示板の取り替え・取り付け作業を実施

■期間=12月中旬から31年3月(予定)■対象地域=梅田五・六丁目■内容=「街区表示板」「町名表示板」「住居番号表示板」のうち、変色・破損したものの取り替え/新規取り付け ※作業は区の腕章をつけた委託事業者が実施■問い合わせ先=住民記録係 電話番号03-3880-5725







製品安全に関する表示検査にご協力を

■内容=製品表示の適正化を図るため、各法令に規定される製品の販売店を無作為に抽出し、消費者センター職員が立ち入り検査を実施 ※職員は身分証を携帯■問い合わせ先=消費者センター 電話番号03-3880-5385