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更新日:2009年5月25日

輝けあだち人 5月25日号

幸せの時間を感じる

東京足立少年少女合唱団指揮者 薬師神武夫氏

東京足立少年少女合唱団指揮者 薬師神武夫氏

小学生から高校生までの団員で構成され、今年で結成40年を迎える東京足立少年少女合唱団。この合唱団を結成当時から指導してきた人物がいる。今回のあだち人、薬師神武夫氏。その人である。

きっかけは教え子の一言

合唱団を設立したのは、渕江小学校で音楽の教師をしていた時のことだった。

卒業を間近に控えた教え子から「先生の授業が受けられなくなるから卒業したくない」と言われた。

その一言に心を打たれ「そんなに一緒に音楽をしたいなら、卒業してからも集まるかい」と言ってできたのが渕江少年少女合唱団だった。いつしか団員も区内全域から集まり始め、名前を東京足立少年少女合唱団と変えた。

歌は心を豊かにする勉強

薬師神氏は、歌う楽しさを教えてきた。技術的な上手い、下手は関係ない。歌う楽しさを学んでもらい、音楽が心を豊かにする勉強だと知ってもらいたいからだ。しかし、その気持ちを忘れかけた時があった。それを気付かせてくれたのも教え子の一言だった。

「幸せの時間」というプレゼント

数年前、学校の部活動が忙しくなり、合唱団の練習を休みがちだった団員がいた。その団員に「君にとって合唱団は何なんだ」と聞くと「私にとって合唱団はオアシスです」と言ったのだ。それを聞いた薬師神氏は、「みんな心を合わせて一生懸命やっているんだ。君のような軽い考えでは困る」と怒鳴った。しかし、よくよく考えてみると、「合唱団は子どもたちが作り上げるもの。子どもたちの疲れた心を癒し、心の休まる『オアシス』でいいじゃないか」ということに改めて気付かされた。そして、自分はその「オアシス」という空間から「幸せの時間」というプレゼントをもらっているんだとも気付いた。

子どもたちは「歌う楽しさ」を学び、薬師神氏は「幸せ」をもらう。この関係は40年という長い年月で築き上げられたものだ。

5月10日、西新井文化ホールで定例演奏会が行われた。歌を歌う子どもたちの顔ぶれは変わったが、子どもたちの前で指揮を執る薬師神氏の姿は40年前と変わらない。

演奏会終了後、薬師神氏は優しく笑ってこう言った。

「歌い終わった後の子どもたちの顔を見ましたか。…最高でしょ!」

(平成21年5月25日号)

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