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公開日:2017年11月11日 更新日:2017年11月11日

都立城北特別支援学校でパラ卓球金メダリストを迎え「小・中学校、特別支援学校連携事業」が行われました

卓球

白熱のラリーに声援が飛び交いました

金メダル

振ると音が鳴るパラリンピックの金メダル

11日(土曜日)、東京都立城北特別支援学校(南花畑5-13-1。北山博道校長)で、「小・中学校、特別支援学校連携事業」が開催され、パラ卓球金メダリストのケリー・ファン・ゾン選手による講演会と、小・中学校、特別支援学校の児童・生徒との交流体験が行われた。

今回の連携事業は、11月6日(月曜日)から区内の小・中学校で行われている『「Game Changer~パラスポーツで社会を変える~」JSN連携プロジェクト』(※)を締め括るもの。城北特別支援学校の文化祭(11、12日開催)に合わせて、区立花保小学校の児童、区立花保中学校の生徒が城北特別支援学校を訪問。舞台発表の見学や文化祭展示及び校内見学、パラスポーツ(障がい者スポーツ)「ボッチャ」の体験を行うことで、交流や理解を深めることを狙いとしている。

この日は、花保小学校4年生86名、花保中学校1年生73名、城北特別支援学校中学部・高等部22名の合計181名の児童・生徒が参加した。

開会式で挨拶に立った近藤区長は、オランダが共生社会の先進国であることを説明したうえで、「今回は、どうすれば障がいがある人もない人も一緒に楽しく生活していけるかを考えるよい機会。みなさんには、ケリー選手の話を聞いて、いろいろな生き方があることを知ってもらいたい。」と、今回の連携事業の目的を語った。

講演会では、ケリー選手から、子どもの頃からさまざまなスポーツに打ち込んできたことや、卓球を始めたきっかけ、北京五輪で銅メダルに終わった悔しさから、金メダル獲得に向けてひたすら練習に打ち込んだことなどが語られた。また、最も伝えたい事として「いちばん大事なのは、夢を諦めないこと。夢に向かって、努力を続けて欲しい。」と語りかけた。講演の後、ケリー選手は子どもたちと卓球台で実際に球を打ち合い、時折鋭いサーブやスマッシュを決めると、会場から大きな歓声と拍手が沸き起こった。

交流体験では、児童・生徒が3つのグループに分かれ、城北特別支援学校小学部による舞台発表の見学や文化祭展示及び校内見学、「ボッチャ」体験が行われた。閉会式でお礼の挨拶に立った花保中学校1年生の萩原 一晴さんからは「舞台発表や文化祭展示、校内見学を通じて、自分の視野が広がった。(「ボッチャ」体験を通して)年齢や体格が違っても、一緒にスポーツを楽しめるということがわかった。今から2020年のパラリンピックが楽しみ。」と述べられ、今回の連携事業が2020年に向けた確かな一歩となったことを感じさせた。

閉会式終了後には、文化祭活動を終えた城北特別支援学校の一部の生徒を対象とした講演会も実施。ケリー選手は、「これから社会に出て生活や仕事をしていく中で、ぜひ失敗を恐れないで欲しい。失敗からは多くのことを学べる。そして、2020年、ぜひパラリンピックを見に来て欲しい。」とメッセージを送った。

【ケリー・ファン・ゾン選手 プロフィール】
・1987年9月15日生まれ
・フルタイムアスリート
・競技:卓球(女子クラス7(立位))
・競技成績:
 パラリンピック(2008年:銅メダル、2012年:金メダル、2016年:金メダル)
 世界選手権(2006年:銀メダル、2010年:金メダル、2014年:金メダル)
 ヨーロッパ選手権(金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル4個)

※2017年から2020年までの4年間、足立区、江戸川区、西東京市、独立行政法人日本スポーツ振興センター、オランダオリンピック委員会・スポーツ連合の5団体が連携して、パラスポーツの力を活用して地域課題の解決を図るために進めるプロジェクト。

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