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公開日:2018年11月11日 更新日:2018年11月11日
中学生消火隊がけが人を搬送
倒壊家屋からクレーンを使った要救助者救出
◆区内23カ所で同時開催
平成30年11月11日(日曜日)、都立舎人公園や第一次・第二次避難所、医療救護所など区内23カ所で「足立区総合防災訓練」を実施した。今年のテーマは昨年に引き続き「備えあれば憂いなし」。区内外から70を超える防災関係機関などが訓練に参加した。
◆メイン会場(舎人公園)の様子
東京湾北部を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が発生し、足立区で震度6強を観測した想定で、区、警視庁、東京消防庁などによる震災演習を実施した。演習開始前には、地震発生を告げるアナウンスが会場に流れ、一般の方々もその場で姿勢を低くし、両手で頭の保護をするなどの「シェイクアウト訓練」に参加した。
演習では、東京消防庁のヘリが上空を旋回し被害状況を確認、区と足立建設業協会が街路灯・街路樹の撤去を実施した。警視庁と東京消防庁は倒壊家屋から救助資機材などを使い要救助者を救助し、救急隊が引き継ぎ、搬送した。また、消防団、古千谷本町町会区民消火隊、区内中学校を代表して入谷中学校中学生消火隊が参加し、区民消火隊と中学生消火隊は、担架でけが人を搬送した。最後に、建物からの火災により消防団や区民消火隊、中学生消火隊が延焼拡大を防止するため一斉に放水し演習が終了した。
演習のほか、足立区と災害時の防災協定締結事業者や防災関係機関などによる防災関連用品などが展示された。また、陸上自衛隊によるカレーライスの炊き出しや、警視庁騎馬隊の乗馬体験、今回初登場となった東京消防庁のVR防災体験車の災害疑似体験には大勢の一般の方が列をつくり、舎人公園会場だけで約6,000もの一般の方々が来場した。
◆足立区工藤副区長コメント
近年は災害が頻発している。区民を災害から守るためには訓練に参加された皆様の力が必要。今後ともご協力をお願いしたい。
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