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公開日:2019年2月15日 更新日:2019年2月15日

入谷地区のサイトウさんだけの伝統行事「齋藤稲荷」奉納が行われました

「齋藤さーん、ちょっとこれ持ってて!」

齋藤稲荷前で初めての集合写真

◆400年以上前から続く家系“サイトウさん”の伝統行事
足立区入谷地区では、古くから名家が多く点在し、その中でも齋藤家本家には「齋藤稲荷」が奉られている。毎年、節分後の最初の午(うま)の日には、本家分家合わせて13軒の齋藤さんが本家に集まり齋藤稲荷に奉納している。本家の記録では、文久4(1864)年2月から奉納が行われているとされ、近年は毎年、齋藤家が集まり行われているという。
◆当日の様子
平成31年2月14日(木曜日)、足立区入谷の齋藤家本家で齋藤稲荷の奉納が行われた。天候に恵まれたこの日、午前7時45分すぎから齋藤家本家にお供物を持った齋藤さんがひとり、またひとりと集まり、8時すぎには11軒11人の齋藤さんが顔を揃えた。「じゃあ、そろそろやる?」とどこからともなく声がかかり、「奉納稲荷大明神」と書かれたのぼりを立てる作業に取り掛かった。作業では「齋藤さん、ちょっとこれ持ってて!」などと、齋藤さんが「齋藤さん」と呼ぶ場面があったが、とくに混乱せず、全員で段取りを確認しながら淡々と作業を進めた。
稲荷の前に高さ5メートルを超えるのぼり2本を立てた際には、のぼりの文字が正面を向くように立てられ、「今年はいいんじゃない。」という声があがった。立て終えると、稲荷の前で齋藤家の面々が、一人ひとり五穀豊穣を願った。
また、齋藤家には「午の日には火にたたる」という言い伝えがあり、かつて風呂を薪で焚いていたことから、先代が火を恐れ、毎年この日は風呂に入らないという風習が現在も残っている。
◆参加者の声
齋藤悦康(よしやす)さん(分家):いつも健康でいられること、幸せでいられることは、この奉納を続けているからだと思っている。先代が続けてきたことを子の世代にも続けてもらうよう、伝えていきたい。
齋藤家本家:これまでは他人から「あなたは何代目の齋藤家か。」と聞かれるたびに、「古くてよくわからない。」と答えていたが、区から取材の相談があったとき、ちゃんと調べた結果、16代目ということがわかってスッキリした。

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