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公開日:2019年7月12日 更新日:2019年7月12日

江戸東京伝統野菜「千住ネギ」の栽培授業が行われました

がんばって育ててください!

こんなに小さい種からネギが育つのかな?

◆「千住ネギ」栽培授業
かつて足立区内では、現在の梅田・島根地域を中心に「千住ネギ」が栽培されていたと言われている。昭和期には都市化の進行により農地面積が減少し、狭くなった農地を効率的に活用するため、栽培期間の長いネギは品種改良により、短期間で収穫できるものへと変化していった。通常、品種改良された種は“F1”という一代限りのものであるのに対し、かつて作られていた「千住ネギ」は何世代にもわたって種を取り、栽培し続けられる“固定種”であった。
足立区農業委員会では、平成27年度から区内小学校3校で「千住ネギ」復活に向け栽培を指導し、今年度は5校で実施している。固定種の特徴を生かし、ネギ栽培に携わった児童が種を採取し、一つ下の学年へ譲り渡していくことで生命を繋いでいくことの大切さや、足立区の農業の歴史、食の大切さを学んでいる。
※“せんじゅねぎ”には、千住にあるネギ専門の市場で取り引きされる白ネギのブランドの「千寿葱」(漢字表記)もある。

◆種の伝達式・種まき当日の様子
令和元年7月12日(金曜日)、足立区立西伊興小学校にて「千住ネギ」の栽培授業が行われ、種の伝達式と種まきが行われた。同校では、昨年度から千住ネギの栽培を始めて、今年が2年目。栽培初年度は今年度の6年生が学校内の畑で栽培したが、ネギが成長せず、実ったネギの花から収穫する種を取ることがでなかった。そのため、近隣で栽培している栗原北小学校でとれた種を分けてもらい、6年生の代表から今年度栽培に取り組む5年生へ「うまく育てられなかったが、今年はネギが大きく育てられるようがんばってください。」の言葉とともに種が手渡された。
授業には足立区農業委員会荒堀安行(あらほりやすゆき)会長らが参加し、児童に種のまき方を実演指導したほか、江戸東京伝統野菜研究会大竹道茂(みちしげ)代表からは、足立区の農業と「千住ネギ」の栽培の歴史について講演した。

◆荒堀安行農業委員会会長から児童へ
千住ネギは市販されているネギよりも甘いのが特徴。私たちも栽培のお手伝いをしますので、一生懸命、愛情を注いでしっかり育ててください。

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