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公開日:2016年3月30日 更新日:2016年3月30日

「おみこし」を英語で言うと?

 足立区と東京都共催の「外国人おもてなし語学ボランティア育成講座」の最終回を視察させていただきました。この日は、外国人がルール違反をしているとき、感じよく(ここがポイント!)注意する言い方と、外国人が「これは何ですか?」と尋ねたときの答え方を学習しました。

 たとえば、写真撮影が禁じられている場所で写真を撮っている外国人に対しては、最初に「Sorry,~」とつけるか最後に「~,Please.」とするかで、柔らかいニュアンスが出せるとの指導がありました。

 また「これは何ですか?」との問いには、まず日本語で名称を何々と答え、その上で英語の説明を入れるというテクニックを習いました。たとえば神社でお守りを見て「あれは何?」と聞かれた場合は、「They’re omamori, good-luck charms.」という具合です。

 講習では、だるま・みたらし団子・茶筅(ちゃせん)など多数の単語について、英語ではこのように表現すると教えていただきましたが、その中でどうしても腑(ふ)に落ちなかったのが「みこし」です。英語では「a portable shrine」。つまり持ち運び可能な神社ということで、確かに意味は分かるのですが、「ちょっと違うよね、それって」という感じをぬぐえないのは私だけでしょうか?

 本講習は、新年度も3回開催を予定しています。今回の参加者の志望動機を拝見すると、「街の中で困っている外国人を見かけても、なかなか勇気が出ず、声を掛けられなくて後悔することが度々ありました。これを機会に英語に自信をつけたい」という方が多かったようです。高校生から70代の方まで、年齢には幅がありますが、本当に皆さん最後まで熱心に取り組んでいただいているのには頭が下がります。講習が終了してから、今後どのようにモチベーションを保つのか、定期的な英語力のブラッシュアップも必要だろう、といった課題も認識しています。4年後のオリンピックを一つのゴールとして、おもてなし事業を計画的に実施していく方針です。

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