まねされたら困るようなこと、していませんか？

12月12日（土曜日）に谷中中学校で行われた、区のシティプロモーション課による「ポスター作りワークショップ」を見学してきました。以前、谷中中学校の「開かれた学校づくり協議会」の皆さんと生徒さんとの懇談会の中で、「街の中にゴミが多いので、ポスターを作って張り出したらどうか？」と、ある生徒さんから提案があったそうです。そこで協議会の方から区に連絡が入り、「生徒たちにポスターを描いてもらうのだけど、せっかくなら効果的なものを提出してもらいたい。ポスター作りのノウハウを伝授してもらえれば」とのことで実施となりました。
当日参加した生徒さんが書き上げたラフスケッチを見せてもらいましたが、どれも力作ぞろい。たばこのポイ捨てについて「みんなみてるよ」「そのタバコ、誰（だれ）が処理するの？」「タバコ積もれば山となる」などの標語とともに、ビュー坊などを使ったデザインのイラストも秀逸です。終わった後の感想には「苦手意識があったけれど、とても楽しかった」「みんなでワイワイやりながら一つの作品を作り上げるのが楽しかった」などとあり、好評でした。
若い人たちが「自分たちの街を何とかしたい」という気持ちを持ってくれたこと、思うだけではなく行動に移そうと立ち上がってくれたこと、これがとてもうれしく、頼もしかったです。私たち大人の背中は常に子どもたちから見られています。子どもを正しく育てるのは何も学校や家庭ばかりではありません。作品の中に「タバコを捨てちゃうあなたは、まだ子どもだよ。心がね。これから大人になろう」という標語がありました。耳の痛い人いませんか？