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公開日:2015年11月19日 更新日:2015年11月19日
【川澄巖(二代目國治)さん作 生け花用はさみ】
区内で60年以上華道や盆栽のはさみづくりを手掛けてきた川澄巖(二代目國治)さん(83歳)が、平成27年度の「東京マイスター知事賞」を受賞しました。この賞は都内に勤務する技能者のうち、極めて優れた技能を持ち、他の技能者の模範と認められた方々を都知事が表彰するものです。
はさみづくりの工程は80に及び、そのすべてを一人で手掛けている川澄さん。一代目國治のお父様の後を継ぎ、技に磨きをかけてきましたが、60年たった今でも「道半ば」とおっしゃる姿には、平成の匠といった風格が漂います。
「はさみですから切れ味が第一なのは当然のこと。それに形の美しさを加えた機能美を追求しています。道具は手の延長。長く大切に使ってもらえるよう、心を込めています」という川澄さんの言葉から、その思いと誇りが伝わってきます。
川澄さん作のはさみを手に取ってみると、思いのほか軽くて驚かされます。かつての華道ばさみは、もっとずしっと重かった記憶があったからです。材料をオーストリアの特殊ステンレスに限定しているからこそできること。また「はさみは刃の部分がピタッとくっつきすぎては切れ味が悪い、重なるのはたった一点。その塩梅(あんばい)が難しい」と伺い、ここがマイスターたる所以(ゆえん)かと。
ほとんどが注文を受けてからの製作になるそうですが、うれしいことに川澄さんの作品は、12月17日(木曜日)と18日(金曜日)に、区役所庁舎ホールで開催する足立のものづくり展「足立伝統工芸品展」でお求めいただけます。まず手に取って、その軽さ、フォルムの美しさを実感してください。
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