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公開日:2015年11月6日 更新日:2015年11月6日

足立の給食が甲子園決勝へ

給食メニュー

【給食メニュー】

足立区立第十一中学校の井上祐子栄養士が、第10回「全国学校給食甲子園」の決勝戦に、関東ブロック代表として出場することが決定しました。決勝は12月5日(土曜日)・6日(日曜日)の二日間、豊島区の女子栄養大学駒込キャンパス内で開催されます。全国の2,000を超える応募校・施設のうち、決勝に進めたのはわずか12校。当日は限られた時間内で、調理から片付けまですべてこなすことで競われます。
給食甲子園は、その地方ごとの特色ある郷土料理などを基本とするメニューで競われるため、本来「これ」といった特徴のある郷土食を持たない東京勢にとっては、苦戦を強いられる戦いと言えます。
今回井上さんは「生産者の声を届ける食育」と題して、区内で生産される野菜をメインに「郷土の理解を深め、慈しめるような」給食で甲子園に挑みました。メニューは、「めいどinあだちのこまつ菜パン、東京牛乳、八丈島産めだいのグリル千寿の葱(ねぎ)ソースをかけて、TOKYOサラダ、ベジタブルカレースープ、あだち野菜のミルク寄せ」です。
都内でも江戸川区に次ぐ収穫量を誇る、足立区産の小松菜。それをペースト状にしてパン生地に練り込むことで、価格的に給食で提供可能な「こまつ菜パン」が出来上がりました。小松菜の生産農家さんには、第十一中の生徒さんたちの職業体験でご協力いただくなど、平素から顔の見える関係ができており、そこから食に対する感謝の気持ちも自然に生まれていると聞いています。
単にメニューの競い合いではなく、「給食」から生まれる様々なドラマ、波及効果の競い合いとも言えそうです。
井上さんは自分のモチベーションを常に高く保つため、2013(平成25年)以降、毎年給食甲子園に挑戦してきました。その努力が実っての決勝進出です。応援よろしくお願いします。

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