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公開日:2015年11月2日 更新日:2015年11月2日

お酒がおいしい季節になりました

中央図書館が年4回発行している情報冊子「かけはし」。最新号は千住酒合戦200年を記念して「江戸文化とお酒の本」特集です。
1815年に千住の飛脚宿の主人、中屋六右衛門の還暦を祝って開催された一大イベント「酒合戦」については、今年の1月にこのブログでご紹介したとおりです。単なる酒量の飲み比べに終わらない、谷文晁や酒井抱一など当時の名だたる文化人たちが仕掛けた、江戸版シティプロモーションイベントだったところに意味があります。そのアイデアといい、イベントの影響力といい、現代の私たちが見習うべきところ大アリです。
200年目の今年は、10月31日(土曜日)から11月23日(月曜日・祝日)まで、東京電機大学(千住旭町5)のギャラリーで開催する「出張博物館パネル展 千住酒合戦&歴史大全」や、千住仲組協議会の主催で、11月22日(日曜日)に東京芸術センター(千住1-4-1)で当時の様子を再現するイベント「第三回千住乃酒合戦」が開催されるなど、関連イベントが目白押しです。お見逃しなく。
ところで「かけはし」によると、江戸初期のお酒のおつまみは田楽や芋の煮っころがしなどということですが、それが寛政年間(第11代将軍、徳川家斉のころ)になると、おでんや枝豆、焼き魚、ふろふき大根などが提供されはじめたといいます。土間に長イスを置いて、それに斜めに腰をおろし、片足だけあぐらをかいて、隣に置いたお酒を飲むスタイルだったそうです。
「鬼平犯科帳」もそうですが、時代物を読んでいると登場人物が実においしそうにお酒を飲んだり食事をしたりする場面に遭遇することがあります。読み進むうちに思わず「同じようなつまみでちょっと一杯やりたいな」という気分にさせられる季節になりました。

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