公開日：2015年11月5日　更新日：2015年11月5日

踏切の上に高架橋が

竹ノ塚駅付近の鉄道高架化工事が順調に進んでいます。赤山街道の大踏切部分に下り急行線の高架橋が架かり、近所の皆さんからは「景色が変わった」との声も届いています。
下り急行線高架橋の下には、工事完成までの一定期間、下り緩行線（各駅停車のこと）が走る計画になっているため、高さはこれから架かる残り3線の高架橋より少し高めの約9メートルで、西側にある「エミエルタワー」のちょうど3階位の位置になります。
下り急行線高架橋本体を年内に完成させた後、レール敷設、架線等の電気工事、各種検査を経て、実際にこの上を急行線が走るのは来年度の早い時期を予定しています。その直前の平成27年度末から平成28年度早々の時期には、工事でご迷惑をおかけしている周辺の皆さまを中心に、高架橋の上を歩いていただくイベントも計画しています。
踏切事故から早10年。当初は国の補助対象外の踏切でしたので、高架化は困難と思われてきましたが、関係機関の皆さまのご尽力により、「連続立体交差事業としては異例の速さ」と言われつつここまで進捗（しんちょく）してきました。但しこれからが正念場です。工事規模が一気に拡大し、それに伴い年間費用も約2倍に膨らんできますが、国や都の補助金が予定通り獲得できなければ、工事に支障が出るからです。
最短でも完成までに10年を要する難工事です。予定通り平成32年度末の完成をめざして、一時たりとも息を抜けません。

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