公開日：2015年10月22日　更新日：2015年10月22日

杭工事の不具合、足立区の公共施設では異常がありません

横浜市所在のマンションにおいて、旭化成建材株式会社施工の杭（くい）工事の一部に不具合が判明したことを受け、足立区の公共施設において、同社が関与した物件について緊急調査を実施しました。
過去10年間に同社が杭工事を行ったのは、中川区民事務所（鉄骨造3階建て）、こども支援センターげんき（鉄骨造5階建て）、桜花住区センター（鉄骨造3階建て）、大谷田一丁目第二アパート（EV棟増築部分）、伊興五丁目アパート2号棟（EV棟増築部分）、伊興五丁目アパート4号棟（EV棟増築部分）、西新井小学校（鉄筋コンクリート造4階建て）、中川小学校（鉄筋コンクリート造3階建て）の8件です。
これらの施設では、杭の施工報告書及び施工写真により、現場管理者・工事監理者立会いのもとで、「杭が支持層（※）に達していること」「適正なコンクリート量が注入されていること」を確認しました。さらに、現場調査の結果、施設に不同沈下（柱、床の傾き）等の不具合がないことも確認しました。
今後は、国土交通省、旭化成建材株式会社の動向を注視するとともに、対象施設の施工を請け負った建設会社へ杭工事が適切に行われたことを再確認し、さらなる安全の確認をおこなっていきます。

※支持層：建物を支えることができる固い地盤または地層

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