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公開日:2015年8月20日 更新日:2015年8月20日

認知症高齢者を見守る新制度がスタート

高齢者見守りキーホルダー

【高齢者見守りキーホルダー】

23区で2番目に高齢化率が高い当区にとって、認知症については今後一層深刻な問題になると考えられます。現在、区内に認知症の方は、軽度の認知障がいの方を合わせると約4万人程度いらっしゃいます。専門の治療を受けている方が少ないこともあって、正確な人数の把握が難しい側面もあります。
先日警察の方から、「街中を徘徊(はいかい)している認知症高齢者の保護が年間500人程度に達している。即座に身元が判明する人ばかりではないので、ご家族に引き渡したり、施設に入所させたりするのに時間を要し、対応に苦慮している」とのお話がありました。
そこで足立区では9月から、認知症等により徘徊の恐れのある方、または一人の外出に不安のある方、いずれも65歳以上の高齢者を対象に、二つの新しいサービスを開始します。
一つ目は「高齢者見守りキーホルダー」の配布です。キーホルダーには氏名ではなく、個人の番号(マイナンバーではありません)が付されており、例えば徘徊高齢者を保護した場合、裏面に記載のある「足立区高齢者見守りセンター」へ連絡し番号を伝えると、その方の連絡先をお知らせする仕組みです。365日、24時間対応しますので、土日や深夜に徘徊して保護された場合でも、キーホルダーさえあれば連絡先がわかるようになります。
二つ目は、下着などの衣類に見守りキーホルダーと同じ番号を印刷することで、緊急対応を可能にするサービスです。こちらは見守りキーホルダー申請者のうち、徘徊の恐れがある方に限らせていただきます。印刷には足立ブランドでおなじみの、空気や水以外なら何でも印刷可能で、何回洗濯しても落ちにくい「安心堂」さんの「なんでもくん」を活用します。
どちらもお住まいを管轄する地域包括支援センターに申請すると、無料でサービスが利用できます。認知症高齢者が事故や事件に巻き込まれない予防のためにも、ぜひご利用ください(くわしくは高齢サービス課在宅支援係<03-3880-5257>まで)。

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