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公開日:2015年8月4日 更新日:2015年8月4日

読書感想文の書き方教えます

私は小学生の頃、国語の先生に言われた「あなたのは感想ではなくあらすじです」という一言をきっかけに、読書感想文が大の苦手になりました。特に夏休みの宿題に必ず出た「課題図書」の感想文については、焦れど筆は一向に進まずという苦い経験がよみがえります。そんなトラウマを吹き飛ばすべく、生涯学習センターで開催された「夏休み小学生応援講座『書ける!身につく!読書感想文教室』」を視察させていただきました。
冒頭、講師から「課題図書はハードルが高い。情緒を育てたり視野を広げたりするには役立つが、感想文を書くのはかなり困難」とのお話があり、目の前が一気に開けるような気分を味わいました。「感想文を書きやすいのは、主人公が周辺で起こる様々な事柄を通して成長していくという、子どもが自分の体験と重ね合わせながら読んでいけるストーリー。成長した主人公の変化に焦点を当てるのが秘けつ」とご指導いただきました。個人的意見ですが、1枚の紙に物語の構成をざっとまとめてから書き出すと、話が整理されてスムーズにいくかもしれませんね。
また原稿用紙3枚で書き上げる場合、1枚程度はあらすじを書いてもかまわないと伺い、これも長年の重荷をおろしたような気持ちになりました。ただし当然のことながらポイントを押さえて書くことが重要とのこと。「一つの物語に対して抱く純粋な感想は、文章にしたらせいぜい3行、長くても10行程度が精一杯。あとは感想ではなく分析です」とのコメントに目からうろこでした。もっと早く聞いておけば、という心境です。
講座に参加していた低学年のお子さんは保護者の方と一緒でしたが、水筒を持って一人で参加していた4年生くらいのお子さんの真剣な後姿に心打たれました。いい感想文が書けたでしょうか?

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