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公開日:2019年12月18日 更新日:2019年12月18日
夏場の台風襲来時、郷土博物館には「昭和の台風被害や、水害の写真があったら貸してほしい」というテレビ局からの依頼が引きも切らなかったと聞きました。郷土博物館のデータはネット上に公開(オープンデータ)していますので「ホームページ上から検索してお使いください」と答えると、「えっ?申請は必要ないのですか」「費用はいかほどですか」と返って来るそうです。そこで「申請も費用も必要なしです」と申し上げると、いたく感激されるスタッフの方が多いとのこと。
実は博物館法で規定される博物館(登録博物館)のうち、収蔵品をオープンデータ化したのは足立区が全国初(2015年)なのです。職員がデータの読み込みを行い、ほぼ自前で実現にこぎつけました。きっかけは職員の提言研修での発表でした。
もう一つ自慢話を。これまでもスマホカバーのデザインなどに、区の収蔵品データが活用されたことは知っていましたが、かつて足立区内を疾走した蒸気機関車の写真を使って、袋帯を作製した大阪のお店があると聞いた時には、何と斬新なと驚きました。
自由にお使いいただけるので、博物館でもすべての商品化情報を持ち合わせているわけではありません。「こんな形で活用しましたよ」と一報くだされば、区民の皆様にもお知らせしたいと思います。
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