ここから本文です。

公開日:2019年11月11日 更新日:2019年11月11日

野菜中心の食生活って危険なの?

 「野菜中心の食生活が『脳卒中』の原因だった」という雑誌の見出しを見て、少々疑問に思いましたので、ベジタベライフ事業の担当者に確認しました。

 たんぱく質(肉やさかな)を一切取らず、野菜や玄米などしか食べない菜食主義だと、血管を破れにくくする役割のあるコレステロールが少なくなり、血管破裂型の脳卒中が起きやすくなるというのが記事の内容とのこと。

 足立区が進めているのは「菜食主義」ではなく、食べる順番を「野菜から」としていることです。また足立区民の野菜の摂取量は、国推奨量の7割程度に止まっていますので、より摂取してもらうよう、啓発することも必要です。

 しかしながら、国の健康・栄養調査によると、高齢になると、食事の回数や量が減り、特に一人暮らしの方の食生活は、栄養に偏りが多くみられるとの結果が出ているそうです。中には肉や魚などのたんぱく質をとっていない高齢者もおり、虚弱(フレイル)予備群になる恐れもあります。

 かつては「年を取ると油っ濃い物は毒」などと聞いた記憶もありますから、誤った知識を刷り込まれてしまっている方もいまだ多いのかもしれません。そこで足立区では、来年度から、地域包括ケア推進課に管理栄養士を配置し、区の高齢者の食習慣の実態把握も行いながら、正しい食習慣の啓発にも力を入れていきます。

こちらの記事も読まれています

 

お問い合わせ

足立区役所
〒120-8510
足立区中央本町一丁目17番1号
電話番号:03-3880-5111(代表)
Eメール:voice@city.adachi.tokyo.jp

all