ここから本文です。

公開日:2019年6月26日 更新日:2019年6月26日

区内唯一現存の古墳

 「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から「世界遺産に適当」との勧告を受け、現在注目されていますが、実は、足立区内にも古墳があることをご存知ですか?

 ちなみに、古墳とは土を高く盛った古代権力者の墓をいい、古墳時代以降の盛土のある遺構は「塚」と呼ぶそうです。「足立区内埋蔵文化財包蔵地一覧表(2016年版)」によると、区内の古墳は9カ所となっていますが、調査により、入谷古墳(入谷2丁目)は富士塚の可能性大、大谷田古墳は当初から古墳ではなかった可能性が大とわかり、令和元年現在、現存の「古墳」は東伊興にある「白旗塚古墳」のみで、それ以外は開田事業にともなって「消滅」してしまったそうです。

 白旗塚古墳は直径12メートルの小規模なものですが、現地には「白旗塚史跡公園」との看板が立ち、柵で囲いがされ立ち入り禁止となっています。この古墳は、6世紀後半(古墳時代)の古墳とされ、東京都指定文化財となっている貴重なものです。

 古墳の近くには「伊興遺跡公園」があります。休日には鏡や埴輪づくり、火おこしのワークショップの開催を予定しています。遠い昔に思いをはせに出かけませんか?

こちらの記事も読まれています

 

お問い合わせ

足立区役所
〒120-8510
足立区中央本町一丁目17番1号
電話番号:03-3880-5111(代表)
Eメール:voice@city.adachi.tokyo.jp

all