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公開日:2019年6月25日 更新日:2019年6月25日
足立区総合防災行政アドバイザーの松尾一郎先生によると、「日本列島周回の海面温度が高い。そのため台風が勢力を弱めることなく北海道まで達するような今までにない現象が起こっている。今夏も、大量の雨を覚悟せざるを得ない」とのことです。
平成29年の台風21号の際に、中川で氾濫危険水位を超過したため、区内初の避難勧告を発令しました。また昨年度は、大雨により水防本部が4回立ち上がりました。
地震と異なり、降雨はある程度事前に予測が可能なため、区ではそのつど、民間気象会社を通じて情報収集に努めてきました。それでも、足立区に特化した情報だけを集めるのには難儀をしました。先方でも、様々な自治体からの問い合わせにてんやわんやしているわけですから。
そこで、NPO法人環境防災総合政策研究機構「CeMI(セミ)」と委託契約し、CeMI(セミ)の職員である気象庁予報部OBから足立区の気象情報を収集し、より早くより正確な対策を講じられる体制を整えます。さらに必要に応じて、CeMI(セミ)の職員が、庁舎に出向いてアドバイスをくださるそうです。
その他にも気象や防災に関する実践的な職員研修や、足立の花火などイベント時の天気予報にも活用していきます。
皆様に、わかりやすい情報が提供できるよう、専門家のお知恵を拝借しながら、改善を図ってまいります。
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