マナーからルールへ

　「マナーからルールへ」。2020年4月1日から改正健康増進法が全面施行されることに伴う、受動喫煙を防止する啓発チラシの文句です。

　施行後は、病院・学校、行政機関は原則敷地内禁煙、飲食店は原則屋内禁煙（喫煙専用室等の喫煙可）、オフィス・事業所は原則屋内禁煙（喫煙専用室の設置可）となります。区のイベントで周知する他、飲食店や関係する施設の会合などに担当者が出向き、広く制度の説明を行っていきます。

　ところで、各施設向けのステッカーが都から区に1200セット配布されましたが、シールの種類が14種類もあって驚きました（禁煙、喫煙専用室あり、加熱式たばこ専用喫煙室あり、喫煙可能店など）。当区の場合、事業所の数からいって到底枚数が足りませんので、使用頻度の高そうなシールを区で増刷し、配付の予定です。

　今年度予算では、まず既設、新設を含め、区内15箇所の喫煙場所をコンテナ型かパーテーション型に整備し、吸う方、吸わない方、それぞれに配慮していきたいと考えています。問題は、飲食店などが密集した通りの対応です。お店の外で喫煙されると、通りかかった人が受動喫煙することになり、「区民の声」にも問題視する声が寄せられはじめています。店舗側のご理解ご協力が大前提となりますので、お客様へのご協力を求めるなど、根気よく呼び掛けてまいります。