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公開日:2019年5月13日 更新日:2019年5月13日
本年度の第一回「足立区自殺対策戦略会議」を開催し、昨年度の状況報告と、それを踏まえた今後の方向性の確認を行いました。
足立区の自殺者数は年々減少してきているものの、男性・高齢者(年金生活者)・単身者の数が横ばいで、一層の対策強化が必要であることがわかりました。
理由の一つに日本ながらの男性観、つまり「男なんだから弱音を吐くな」という意識の刷り込みが、いざという時のSOS発信のためらいにつながっているのでは?という専門家の指摘がありました。足立区では既に小・中学校で「SOSの出し方教育」をスタートさせていますが、日本古来の伝統的な考え方にかかわる問題だけに、一朝一夕にはいきません。
また、自殺は別名「孤立の病(やまい)」とも言われるようです。区でも、孤立ゼロプロジェクトに取組み、住区センターや地域包括支援センターなどで、近年、特に男性に特化した居場所づくりやボランティア参加を募っておりますが、まだまだ参加人数は少ないのが現実です。
聞くところによれば「地域のサロンは高齢者が多くて行きたくない。もっと若い人から刺激を受けたい」という高齢者のお声もあるそうです。
居場所の存在が重要視されてはいますが、住区センターの悠々館などは目的別なだけに参加者の年齢が固定化していることは事実です。
幅広くニーズを把握して、何が必要とされているのか常にキャッチする意欲を持って、内容のブラッシュアップを庁内一体で進めていく。結局は基本のそこへと行き着くのです。
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