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公開日:2019年3月27日 更新日:2019年3月27日

足立にもあった、三国志

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【戦国足立の三国志イメージキャラクターパネル】

 郷土博物館で開催中の企画展「戦国足立の三国志」。現在、区内に残る地名でもなじみが深く、当時の足立で活躍した宮城氏・舎人氏・武蔵千葉氏の動向を古文書から読み解く内容です。

 古文書が並ぶ展示は正直ちょっと地味。でも国立公文書館等からお借りしたそれらの資料的価値は驚くほど高く、全て国宝級。唯一無二の貴重なものばかりです。説明書きに沿って目を凝らすと、古文書独特の読みづらい文字ながら、「宮城」「舎人」「渕江」「伊古宇(伊興)」など、当区に関連の地名や人名が読み取れます。

 戦国の時代、後に足立区となる地域は、北条氏と上杉氏の両巨頭の間で非常に難しい領地経営を強いられたそうです。歴史の流れも複雑で、一度聞いただけでは理解は困難。そこで今回担当者が一計(いっけい)を案じ登場したのが「舎人孫四郎(とねりまごしろう)」「宮城四郎兵衛(みやぎしろうひょうえ)」「千葉守胤(ちばもりたね)」のイケメンイメージキャラクター。誰と誰が戦って、誰が勝って、誰がどちらに味方してという込み入った関係が、イラストを使うことでうまく整理されました。

 一時は関東の覇者となった北条氏のその後を知るだけに、戦国時代の厳しさと悲哀を痛切に感じます。区内のわずかな土地をめぐって、命がけの攻防が繰り広げられたことを、今回初めて知りました。

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