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公開日:2018年11月20日 更新日:2018年11月20日

やっぱりすごい、足立の給食現場

 「りっちゃんサラダ」で大盛り上がりの花保小学校の給食体験に出かけてきました。

 小学校1年生の国語の教科書に「サラダで げんき」というお話が載っています。主人公の「りっちゃん」は病気のお母さんに「何かいいことをしてあげたい」と考え、「元気になるおいしいサラダ」を作ることを思いつきます。

 きゅうり、キャベツ、トマトを大きなお皿に盛りつけた、りっちゃんの前に、野良猫、犬、スズメ、アリ、馬、シロクマが次々と現れ、かつおぶし、ハム、トウモロコシ、ちょっぴりのお砂糖、にんじん、こんぶという、「サラダにはこれを入れなくちゃ!」というおすすめの具材を知らせてくれます。最後に登場したアフリカ象が、サラダに油と塩と酢をかけると、鼻で握ったスプーンで力強くかき回してくれて、出来上がり。サラダを食べたお母さんはたちまち元気になりました。めでたし、めでたし。というお話。このサラダが花保小学校では給食メニューとして登場し、大人気を博したとのことです。

 お邪魔した当日は「コシヒカリ給食」の日。脂の乗ったサバの幽庵焼きは絶品。ある担任の先生は「こんなにおいしい給食を毎日食べて、(舌が肥えて)子どもたちの将来が心配です」と笑っておっしゃっていました。

 栄養士の前田さんは、朝から食材の搬入業者と綿密に打ち合わせ。一度出した献立で思った以上に残菜がでると、様々な工夫を凝らして残菜が減るまで何度も挑戦。給食時間中は、学校中を駆け回って食育指導。残菜率0.8%という数字がその成果を物語ります。

 「豆もカリッと焼いてサラダに入れる。ひと手間かけると子どもたちはおいしいと食べてくれます」というように、ベテランならではの引き出しの豊富さが光ります。

 「近ければ、毎日でも通いたい」。花保小の11月分の献立表を眺めていると、ため息が止まりません。

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