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公開日:2018年9月14日 更新日:2018年9月14日

お神輿・太鼓山車の引継ぎ式

 「ある神社のお神輿と山車が、倉庫にしまったままになっている。どこか、使ってくれるところがあれば、譲りたいのだが・・・」というご相談を受けました。

 譲るにしても、まず「物」を確認する必要があるため、郷土博物館の学芸員が現地に出向き、調査を行いました。

 お神輿は小ぶりの子ども神輿ですが、現在も浅草で営業中の「南部屋五郎右衛門」作の美品。山車も総檜造りで、太鼓には「昭和30年9月」の文字が。「地元で今まで大切にしてきたものなので、愛着もあるが、しまったままでは気の毒。使ってもらってこそ価値がある」との関係者の話を受け、郷土博物館が「神輿・太鼓山車 ご活用いただける町会・自治会を募集しています」という写真入りのチラシを作製。これを町会・自治会連合会の総会時に全員にお配りしたところ、中央本町四丁目町会から声がかかり、9月19日(水曜日)に引き渡しと、トントン拍子に話が進みました。

 嫁入りか、婿入りか、ふさわしい表現が思いつきませんが、いずれにせよおめでたい話です。お神輿は神様の乗り物。倉庫にしまいっぱなしでは逸品が泣きます。これからも新しい地域の皆さんに大切にされ、次世代へと受け継がれていくことでしょう。

 媒酌人とは言わないまでも、ちょっとしたお見合いおばさんを務めたようなうれしい気持ちです。

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