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公開日:2018年9月5日 更新日:2018年9月5日
歯科健診が義務付けられていない4歳から6歳までの、すべてのお子さんを対象に実施している「あだちっ子歯科健診」。歯科医師会からも協力を得て、本格実施から3年目を迎えた29年度は、幼稚園・保育園・認定こども園・認証保育所の参加率が100%となりました。同時に、未通園児の受診率も向上しています。これに伴い、乳歯のむし歯有病率が、すべての年齢で減少したといううれしい成果も出ています。
とはいえ、「以前に比べればよくなっている」という状態で、決して安閑(あんかん)としてはいられません。4歳から5歳にかけて、奥歯のむし歯が急増し、年長児(6歳)の約5人に1人が未処置のむし歯を有している事実もあります。
奥歯のむし歯が急増しているのは、奥歯のミゾは汚れがたまりやすい形であるため、歯ブラシが届きにくく、きれいに磨けていないことの現れともいえます。大人の仕上げみがきの必要性について、園やご家庭での細やかな指導の徹底を呼び掛けていきます。
ところで、歯みがきの際、歯みがき剤はどのくらい使っていますか?担当者によると「かつては研磨材や発砲剤の影響を避けるため、『量は少なめに』と教えてきた。でも最近は、むし歯予防に効果のあるフッ素入り歯みがき剤も多く、『小中学生は1cm、高校生以上は2cmを目安にタップリ使うとよい』」とのことです。ちなみに「うがいは軽く」、だそうです。まさに青天の霹靂でした。私の若いころは「歯みがき粉はつけずにブラッシングだけでもOK」と教わった記憶があるからです。かつての常識が今の非常識。知らないと損しますね。
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