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公開日:2018年7月25日 更新日:2018年7月25日

西郷星(さいごうぼし)が地球に接近

saigo

【鹿児島各縣 西南珍聞 第七号 俗称西郷星之図】

 地域学習センターの情報誌の中で見つけた話題を一つ。「見上げてごらん、夜の西郷星(さいごうぼし)」がそれです。

 「西南戦争終結間際、江戸の空に突如現れた赤く光る星の中に西郷が見えたという噂が広がり、その星は『西郷星』と呼ばれ錦絵にも描かれた」とここまでは私も知っていました。この「西郷星」の正体は、地球に大接近した火星で、この7月にも同じように地球に近づくというのです。これは初耳でした。

 調べてみると、最接近は7月31日(火曜日)。東京では19時前に南東の空から上り、真夜中頃に真南の空に見えるそうです。明るさはマイナス2.8等(※)。21時頃には東の空から月も上がりますが、月明かりにも負けず赤く輝くのだとか。

 さすがに西郷さんは見えないとは思いますが、東京150年の節目の今年。明治の大物に思いをはせて、夜空を見上げるのもおつなもの。

(※)星の明るさは「等級」で分類され、基準の「0等級」はおりひめ座(こと座)である「ベガ」。0等級よりも明るい星は、マイナス(-)表記され、肉眼でギリギリ見える明るさが6等級とされる。

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