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公開日:2018年7月5日 更新日:2018年7月5日
東京消防庁に新たに導入された、「VR(バーチャル リアリティ)防災体験車」に試乗させていただきました。
この車両は、揺れ・匂い・水しぶき・熱気などの臨場感のある演出を可能にするモーションシートを備え、ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイによるバーチャルリアリティの映像で、「これまでにない臨場感あふれる災害疑似体験を都内全域で可能にする」専用大型車両です。
コンテンツは、地震編・火災編・風水害編の3つ。当日、私は地震編を体験しました。シートの揺れの激しさ、ゴーグルを通して目の前に繰り広げられる地震発生時の室内の様子と大音響に、正直たじろぎました。終わった後は、車酔いのような状態に。それほど、真に迫った体験なのです。コンテンツの長さは3分とのことでしたが、もっと長く感じました。
「防災訓練などに参加する人は意識の高い人が多い。関心のない人に一人でも多く体験してもらうため、災害とは関係のないイベントにも積極的に出向きたい」とのお話で、足立区では、来年の「成人の集い」が候補に挙がっているとか。東京消防庁のホームページの「防災普及車」から検索していただくと、体験車のスケジュールがご覧いただけます。
ゴーグルの映像ならば、目をつぶってやり過ごすことができますが、現実はそんなわけにはいきません。避けては通れない災害ならば、日ごろの備えこそが何よりも重要。背筋が凍るような体験映像を見終わっての実感です。
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