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公開日:2018年6月12日 更新日:2018年6月12日

さらに前進、足立の給食

 平成29年度「おいしい給食事業」の報告がまとまりました。まず残菜量ですが、小学校で2.6%(前年度比マイナス0.2ポイント)、中学校で5.8%(前年度比マイナス0.6ポイント)となりました。

 ただ例年のことではありますが、学校間のバラツキは依然解消できていません。小学校の場合、残菜が最も低い学校と最も高い学校の差は4.4ポイント、中学校では8.2ポイントと見過ごせない数字が出ています。

 学校ごとの経年変化を追ってみると、平均して良好な状況を維持している学校、徐々に残菜量を下げてきている学校がある一方、突如として残菜が跳ね上がる学校、過去4年間高止まりしたまま、全く残菜量が減らない学校もあります。それぞれ事情はあるとは思いますが・・・。

 衛生部の調査では、就学前から「一口目は野菜から食べる」を実践し、入学後も継続している子どもは、そうでない子どもに比べて肥満のリスクが低い傾向にある、という結果が明らかになりました。また「家では食べない食材を学校給食では食べている」という保護者のお声もあるように、生きた教材としての給食の果たす役割は、大変大きいものがあると考えています。

 現場では「学習時間を確保したい」、「給食の時間に一人一人声をかけたりするのは大変」と思うこともあるかもしれませんが、子どもの一生を通じた健康を給食が育む、という意識を皆で共有して、今年度も「おいしい給食事業」に取り組んでいきたいと思います。

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