公開日：2018年5月10日　更新日：2018年5月10日

お手柄パトロール員

　オレオレ詐欺に代表される特殊詐欺の被害が止まりません。手口が巧妙化の一途をたどっていることは4月10号あだち広報の1面「葦立ち」にも書かせていただいたとおりです。警視庁でも各署に呼びかけ緊急対策会議を招集したとの記事も目にしました。

　そんな折、一つホッとするニュースが飛び込んできました。区が委託する徒歩パトロール員が特殊詐欺（還付金詐欺）を未然に防いだというのです。区では区内4警察署の要請を受けて、被害が続出している無人ATMへ徒歩パトロール員による警戒立寄りを実施しています。そこにいらした高齢女性が徒歩パトロール員に対し「ATMはどこですか？」と尋ねられたので機転を利かせ、「ATMはここですが、どのような用件ですか」と聞き返すと、「区役所から医療費の還付金があるのでATMへ行ってくださいとの電話があったので来ました」とのこと。徒歩パトロール員はすぐに詐欺の手口と思い110番通報し、警察に引き継ぎ、還付金詐欺を未然に防いだというものです。

　区役所職員や警察官を名乗る手口には、つい騙されてしまうのはわかりますが、区役所が電話で還付をお知らせすることは絶対にありませんので、くれぐれもご注意ください。

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