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公開日:2018年4月17日 更新日:2018年4月17日

新しい桜並木の誕生です

 西新井橋を渡って千住曙町方面に向かう通りを「墨堤通り」と呼んでいますが、その沿道に沿って新しく桜の木が植えられました。枝が横に大きく広がらず上向きに伸び、近隣への影響の少ない樹形(じゅけい)の桜が選ばれました。その名も「天の川」。

 つい最近通りかかると、コロッとした感じの大きめの花が目につきました。サトザクラの栽培品種で明治期の荒川堤(づつみ)から広がったと聞きました。枝と同様、花も上を向いて咲きます。日本より外国で人気があるそうです。国会周辺でも同じ種類の桜の並木道を見かけました。大きく枝を張るソメイヨシノは見ごたえがありますが、車の運転の視距(しきょ)を妨げるなどの弊害も多く、植樹には困難な面もあります。「だけど桜を植えたい」という地元の声に東京都が応えてくれました。

 やはり桜は日本人にとって特別な存在。桜前線の情報がテレビを賑わす季節にはまさに「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」(※)と思うばかりです。

(※)古今和歌集の中で在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ和歌。

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