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公開日:2018年2月22日 更新日:2018年2月22日

江戸から東京へ

 先日の区長会で東京都から「Old meets New 東京150年事業」について説明を受けました。東京への改称、東京府開設から150年の節目となる平成30(2018)年を記念して、都の魅力や力を再発見・再認識できる事業を幅広く展開していくそうです。東京2020大会を意識しての取り組みであることは言うまでもありません。

 当日配られたのが「東京史 年表」。それによると、勝海舟・西郷隆盛の会談が慶應4(1868)年の4月5日と6日(新暦。以下すべて)で、ここで江戸城無血開城が決定したと言われていますね。9月3日には東京府が開設。江戸を東京と称する詔書が出され、明治への改元は10月23日のことでした。今年はNHKの大河ドラマの影響もあって、このあたりの歴史がクローズアップされる可能性も大きいですね。

 各自治体の郷土資料館にも協力要請が来ていて、当区でも勝海舟や山岡鉄舟の書などを展示の予定です。詳しくは決まり次第改めて。

 年末から新年にかけて、「花神」から始まって「天翔ける」まで、この時代をバックにした小説や評論を何冊も読みました。主人公や作者が変わると、同じ歴史の事象を扱ってはいても、そのとらえ方は大きく異なることを改めて感じました。学生時代どっぷりと司馬史観につかった私にとって、特に幕末から明治にかけてはイメージが固定化していたきらいがあり、人物に対する評価も狭かったなと感じた年明けでした。

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