公開日：2017年12月20日　更新日：2017年12月20日

地下鉄8号線って何？

　足立区が目指す地下鉄8号線区内延伸。亀有駅から葛西用水沿いに北上し、八潮駅を経て野田市駅につながるコースを想定しています。毎年11月頃に予定沿線地域の町会・自治会の方々を中心に促進大会を開催し、気運醸成に努めていますが、区内でもまだまだ認知度が高くないのが悩みの種です。

　そもそも「地下鉄8号線って何？」という方も多いと思うのですが、地下鉄8号線とは地下鉄有楽町線のこと。有楽町線豊洲駅から北に分岐して住吉までの計画区間が「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト路線」に位置付けられたため、その先の住吉から四ツ木間は地下鉄半蔵門線と路線を共有し、四ツ木からは新しく路線を伸ばし、亀有から区内へと考えています。

　区内への延伸区間についても、「地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクト路線」に位置付けられましたが、四ツ木から松戸へ向かうルート、亀有から区内を通らず東を通るルートなど、沿線自治体ごとに異なる想定コースがあり、一体となった誘致活動が展開しづらいのが現状です。

　日暮里・舎人ライナー、つくばエクスプレスの開業にも、計画段階からそれぞれ約40年と約30年を要するなど、新たな鉄道の敷設（ふせつ）は長い時間を要する事業であることを念頭に、その時々の状況に応じて戦略を立てつつも、何よりも根気強く、一歩一歩進む覚悟が求められています。

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