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公開日:2017年10月26日 更新日:2017年10月26日

台風・開票のダブルパンチ!10月22日レポート

 午後1時過ぎ、開票所の総合スポーツセンター体育館で雨漏りが2か所との連絡が入りました。担当者からの説明では、この段階で開票所の変更や分割は不可能であるとのことです。風雨はこれからが本番という矢先、結果的には営繕担当職員の対処で直後におさまったものの、もし万一のことがあれば、開票に予定以上の時間を要すことになり、一同胸をなでおろしたのでした。

 午後2時、職員から江戸川河川事務所の情報として、夜半に中川の水位が「避難判断水位」を超える可能性があると報告がありました。この水位は「避難準備及び高齢者等避難開始の目安となる水位」であり、水位がこれに達すれば、たとえ夜中であっても防災無線などを通じて危険地域の方々に呼びかけることになります。開票作業と水害対策、どちらも万に一つの失敗も許されません。人の割り振りをし直して、刻一刻と上がる水位情報に目を凝らしました。

 23日午前2時40分、中川東小学校に避難所を開設しました。
 午前3時、規定の水位に達したため「避難準備・高齢者等避難開始」を発令しました。防災無線と「あだち安心電話」等で一斉周知。問い合わせの電話が鳴り響きました。
 午前6時、区内小中学校の休校を決定しました。

 午前6時30分、水位は上がり続け、「氾濫危険水位」に達しました。これは「避難勧告」を発令する水位です。そのため中川近辺に新たに2校の避難所を開設し「避難勧告」を発令しました。その後さらにもう1か所避難所を追加。

 午前6時40分、今度は新芝川が「避難判断水位」に達し、「避難準備・高齢者等避難開始」を発令。加賀中に避難所を開設したため、最終的には区内に5か所の避難所設置となりました。

 午前8時過ぎ、雨はやみ、空が明るくなってきましたが、気は抜けません。上流での雨の降り方によって、やんだ後にグッと水位が上がる場合があるからです。水位情報とのにらめっこが続きます。その後、それぞれの河川の水位が下がりました。
 午前11時15分、新芝川付近の「避難準備・高齢者等避難開始」を解除。
 午前11時42分、中川付近の「避難勧告」を解除。ようやく大きな山を乗り越えた心境です。

 今回、区内に被害がなかったからといって油断はできません。地震ばかりでなく、水害にも日頃の備えは必須です。それぞれのご家庭ではいかがでしたでしょうか?

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