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公開日:2017年8月14日 更新日:2017年8月14日

お味噌汁の出汁(だし)をとる方法

 平成27年度に実施した「子どもの健康・生活実態調査」では、目玉焼き程度の簡単な料理を含めた自宅での調理頻度が月に数日、ほとんどないとの回答が全体の約1割ありました。料理をしない家庭が増え、自宅での食育機能の低下が危惧される中、今年度から小中学校の家庭科の授業について、区として学習指導案を示し、身体に必要な食を選択でき、自炊する力を身に付けることに力点を置くことになりました。

 例えば小学5年生の学習指導案では、お米をとぐこと(水の分量を習得)、みそ汁には出汁が必要なことを理解させる内容があります。今回担当者から聞いて初めて知ったのですが、教科書にのっているみそ汁の出汁は主に「煮干し」が説明されていて、学校の調理実習でも煮干しのはらわたを取ることから始めています。今回の指導案では、基本を押さえつつも煮干しに終始せず、出汁入りの味噌など、実際の生活で役立つことも含め、様々な選択肢にも言及しています。

 天然出汁のうまみは区の給食でもとても大事にしてきたことですし、ようやく「出汁の味がわかる足立の子ども」と栄養士が意気に感じ始めたところでもあります。でも煮干しだけってあまりにも画一的すぎません?しかも、「頭とはらわたを取り、身の部分を細かく砕く」とあるのを読んで、「だから料理って面倒」と子どもが思わなければいいなと、少々心配に思ったのでした。ちなみに我が家はかつぶし出汁派です。

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