公開日：2017年8月8日　更新日：2017年8月8日

ベビーライフカレンダーをうまく活用してみては？

　地域図書館の情報誌の中に「BABY　LIFE　CALENDAR（ベビーライフカレンダー）」の紹介記事を見つけました。江北・花畑・宮城の3図書館のカウンターでご希望の方にお渡ししているとのことですが、どのようなものなのかと気になって取り寄せてみました。

　大きさはA5版。表紙をめくると「パパママ準備スタート　妊娠3か月～」とあり「安心妊娠ライフ」「どんな準備すればいい？」などの項目が出産を経て生後5か月まで並び、そのタイミングごとに参考となるお奨め本が紹介されています。妊婦さん向けの「今だけちょっと見たい本がある・・・。そんな時こそ図書館を利用して！」とのコメントはまさに的を射ていると納得しました。

　図書館を利用しながら、同じテーマの本をいろいろ読み比べてみて、自分にとって「これは」と思ったものがあればそれから購入しても遅くはありません。それを見越して、妊娠や出産を一つの契機に、図書館利用を呼び掛けるとても良い工夫だと思います。図書館だけでなく近くの保健センターや子育てサロンなどにも置いて、ご活用いただけるようになりました。お見かけの際は、ぜひ手にとってご覧ください。内容が良いだけに就活版、老い仕度版など、今後の展開をちょっと期待したくなります。

　区内の図書館は地域館を含めて全15館で、年間利用者数は約268万人。人口約68万人の当区にとっては決して大きな数字ではありません。また利用者が限定されており、足を向けたことの無い方も多いと考えられます。指定管理業者が知恵を絞り、競い合いつつ、読書に親しむ区民のすそ野を広げていく。これこそが、地域図書館事業の門戸を民間に広げている大きな理由の一つです。

　負けてはいられないですよ、中央図書館！

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