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公開日:2017年7月14日 更新日:2017年7月14日
「今度の連休はどこに出かけようか?」と迷っておられる方に朗報を一つ。7月17日(祝・海の日)まで、足立区生物園(保木間二丁目17番1号)の大温室で、「日本で一番絶滅の危機に瀕しているチョウ」が公開されています。
チョウの名は「ツシマウラボシシジミ」。羽をひろげても2センチほどの小ささで、長崎県対馬北部にのみ生息しています。しかし環境変化が原因で、平成22年頃から急激に生息数が減少し、今年になって環境省が「国内希少野生動植物種」に指定しました。
足立区生物園は、平成26年から環境省の依頼を受け、この「ツシマウラボシシジミ」の保全活動に着手、昨年度は217匹の成虫を羽化させ、約1,500個のたまごを採ることに成功しました。この技術や活動が高く評価され、本年、公益社団法人日本動物園水族館協会が規定する「繁殖賞」の受賞に至りました。昆虫類としては、「繁殖賞」創設以来、初の受賞という栄誉です。
本来は長崎県まで出かけなければ目にすることができなかった(出かけても無理だったかも!?)チョウを地元で観察する絶好の機会です。お見逃しなく。
※生体の状況により展示を中止させていただく場合がございます。
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