ここから本文です。

公開日:2017年7月10日 更新日:2017年7月10日

チラシ一枚と侮るなかれ

 23区初のシティプロモーション課を立ち上げたのは平成22年4月のこと。当初は「観光地でもないのに、なぜ?」という声もありましたが、当区の良さを一人でも多くの人に知ってもらうことで賑わいを創出し、住んでいる方の愛着や誇りにもつなげていきたいと考えてすすめてきました。最近のテレビや雑誌などの内容を見ると、千住を中心に徐々に注目が集まりはじめ、これまでのプロモーション効果が着実に実りつつあるように感じています。

 中でも力を入れてきたプロモーションの一つが職員の意識改革。広報紙はもとより、毎日のように新しく作られるポスター、チラシなどの一枚一枚が重要な情報発信ツールと心得て、こだわってきました。先日お伝えした、ポケットティッシュに挟んだ「不法投棄110番」のメッセージひとつで入電が着実に増加するという実例もあるように、しっかりと情報を伝えさえすれば、区民の皆様はきちんと見ていてくださるのです。

 ここでもう一つ実例をご紹介します。ひとり親家庭を対象とした情報発信ツールの「豆の木メール」。昨年3月に配信を開始したものの、登録は300件程度にとどまっていました。ところが、今年6月にメール登録のお誘いチラシを一新し配付した途端、わずか1か月間でほぼ倍増の約650件へと登録数が急増したのです。登録方法をよりわかりやすく、情報を具体的に表現することにこだわったチラシが功を奏したわけです。

 「足立の花火」などの超大型イベントから、数人規模のワークショップまで、区の事業はまちまちですが、どれも担当者が知恵を絞って企画したものばかり。その気持ちがきちんと相手に届くメッセージの発信を、これからも大切にしていきたいと思っています。なぜなら、ここに透明性の高い行政の原点があると考えるからです。

こちらの記事も読まれています

 

お問い合わせ

足立区役所
〒120-8510
足立区中央本町一丁目17番1号
電話番号:03-3880-5111(代表)
Eメール:voice@city.adachi.tokyo.jp

all