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公開日:2017年6月26日 更新日:2017年6月26日

小学校道徳教科書閲覧できます

 先日新聞で、「6月から7月の展示会で8社の(道徳)教科書が閲覧できる。ぜひ見に行って欲しい」という投書を読みました。

 現在当区でも区役所のアトリウム、千住の東京芸術センター1階、西新井のこども支援センターげんき1階研修室で6月29日(木曜日)まで閲覧場所を設けています。閲覧時間は午前9時から午後7時までで、どなたでもご覧いただけます。お子様連れで熱心に目を通される保護者もいらっしゃいますし、来場者の年齢は様々です。

 私も自分の時代の内容とどう違っているのか興味津々で目を通してみました。さすがに8種類1年生から6年生までは時間がかかるので、とりあえず1年生と6年生の2冊ずつを取り出しました。

 「いきるちから」「はばたこうあすへ」「かがやけ みらい」「ゆたかな こころ」「みんなのどうとく」「みんなでかんがえ、はなしあう」「あたらしい どうとく」「きみがいちばんひかるとき」と各社8種類ともに異なる副題が目を引きます。また写真多様、イラスト多様など少しずつテイストが異なります。内容に関しては、いくつかの教科書で共通のエピソードや偉人が取り上げられており、好みが分かれるかもしれません。例えば6年生の教科書には菊池寛(きくちかん)の短編小説『恩讐(おんしゅう)の彼方に』をベースにした「青の洞門(どうもん)」のお話が複数の本に載っていました。

 これらの教科書を見て一つ「アレ?」と思ったのは、かぎかっこ書きの最後に「。」と入っていること。新聞などでは現在、かぎかっこの中の最後の文には「。」をつけませんよね。不思議に思って調べてみると、新聞などは時代の流れの中で今のスタイルになってきたようですが、教科書は昭和21年に当時の文部省が作成した表記基準で編纂(へんさん)されているそうです。つまり、日本には異なるスタンダードが存在するということですね。「社会に出てから苦労しないのかな、今の学生さんは」と老婆心ながら思ったのでした。

 普段、小学生とはあまりかかわりのない方も、ページをめくりにいらっしゃいませんか?

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