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公開日:2017年4月4日 更新日:2017年4月4日
地震で停電が起きた時に電気器具のスイッチが入ったままの状態だと、電気が復旧した際に火災が発生する恐れがあります。これは「通電火災」と言われるものですが、このほか電気器具の転倒などによるものを含めると、阪神・淡路大震災と東日本大震災における火災の6割以上が電気に起因するといわれています。
そのための対策として、区は平成27年度から一定の条件に該当する世帯を対象に、「感震ブレーカー」の設置工事に対する助成を行なっています。感震ブレーカーとは、強い地震を感知した場合に自動的に電気の供給を遮断する機器で、簡易なものから精度の高いものまで様々なタイプがあります。製品によって価格はまちまちですが、これまでは比較的価格の高いものしか助成対象になっていなかったため、残念ながら利用件数が伸びず、「もっと安い製品があるのに、なぜ対象外なのか」というご意見も寄せられました。
助成対象に制限を設けているのには理由があります。もし地震発生と同時に電気が遮断されてしまったら、夜間などは真っ暗な中で避難することになり非常に危険です。そのため区では、揺れを感知してから3分後に電気が遮断されるタイプの感震ブレーカーに限って助成の対象としており、この条件を満たす安価な製品がこれまではありませんでした。
ところが昨年12月に、“3分間の避難時間”を確保しつつ価格は1万円台、という製品が登場したため、要綱等の改正を行い、平成29年度から新たに助成対象に加えるようにいたしました。これを機に、各家庭への感震ブレーカーの普及に弾みがつくことを期待しています。くわしくは区ホームページまたはあだち広報4月10日号をご覧ください。
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