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公開日:2017年1月4日 更新日:2017年1月4日

江戸時代から有名な千住の閻魔(えんま)様

勝専寺の閻魔大王像

【勝専寺の閻魔大王像】

 明けましておめでとうございます。みなさまには晴れやかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。本年も引き続き「あだちな毎日」をよろしくお願い申し上げます。

 お正月らしく、まずはお寺参りの話題から。平成28年12月25日号「あだち広報」の2面に「冬こそあだちを満喫じゃ!」のセリフとともに登場しているのは、千住二丁目の勝専寺、通称「赤門寺(あかもんでら)」の閻魔様です。

 閻魔様を拝観できる「御開帳」は“地獄の釜(かま)のふたも開(あ)く”というお正月とお盆の時期、1月15日・16日と7月15日・16日の年に4日間のみ。この日にお参りすれば日ごろの過ちや罪を許してもらえるうえに、万病、特にへんとうせん炎やぜん息などに霊験あらたかといわれており、毎年大勢の人でにぎわっています。

 高さ6尺(約180cm)余りの閻魔様の開眼は寛政元年(1789年)、徳川11代将軍家斉の時代で、昭和9年の修復を経て今のお姿になったそうです。江戸末期に刊行された歳時記に、閻魔詣(もうで)でにぎわった寺の1つとして勝専寺の名が記されているらしく、当時から評判が高かったことがうかがえます。

 通称名の由来となった赤い山門には、明治天皇の千住ご巡幸を記念して作られた扁額(へんがく。横に長い額のこと)がかけられており、閻魔堂以外にも随所に見所があります。今年の1月15日はちょうど日曜日。「ちょい散歩」に絶好のタイミングではないでしょうか。

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