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公開日:2016年12月26日 更新日:2016年12月26日

新しい所得控除制度が始まります

スイッチOTC医薬品識別マーク

【セルフメディケーション税制対象医薬品識別マーク(サンプル)】

 特定の医薬品(スイッチOTC医薬品)を年間1万2千円を超えて購入した場合に、超える部分の金額(上限8万8千円)を所得から控除できる「セルフメディケーション税制」が新たに導入されることになりました。対象となるのは平成29年1月1日から平成33年12月31日までの5年間に購入したスイッチOTC医薬品で、本人だけでなく本人と生計を一にする配偶者や親族が購入した金額も合算されます。

 ただし控除を受けられるのは、定期健康診断、特定健康診査やがん検診を受診している、予防接種を受けているなど、健康の維持増進・疾病予防のために一定の取り組みを行っている人に限られます。また、現行の医療費控除とセルフメディケーション税制による控除を同時に受けることはできません。

 スイッチOTC医薬品とは医療用から転用された特定の成分を含む市販薬で、以前は医師の判断でしか使用できなかったのが、一般用に切替えられて薬局で買えるようになったものを言うそうです。すでに1,500品目以上がスイッチOTC医薬品として指定されており、かぜ薬や胃腸薬、痛み止め、花粉症の治療薬など、テレビコマーシャルでもおなじみの薬が数多く含まれています。

 控除を受けるためには原則として確定申告を行う必要があります。来年1月以降、対象となる医薬品のパッケージには原則としてセルフメディケーション税制の対象商品であることを示す識別マークが表示され、レシートにも対象商品であることが表記される予定です。健診の結果通知などとあわせ、薬のレシートをなくさないようご注意ください。

 セルフメディケーション税制は、私たち一人ひとりが自発的に健康管理に取り組んでいくことを促すために創設された制度です。これをきっかけに、みなさんもご自身の健康について改めて考えてみませんか。

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