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公開日:2016年11月7日 更新日:2016年11月7日
足立区は、幼稚園・こども園・保育施設への通園の有無に関係なく、全ての4歳児から6歳児を対象に統一基準で歯科健診を実施している先進的な自治体です。むし歯のある子どもの割合が23区で最も多く、特に4歳から6歳にかけて急増しているにも関わらず、法定の歯科健診がなく、施設によってまちまちだったことから、未通園であっても受けられるこの歯科健診を始めました。
取り組みを一層進めるため、子どもの歯の健康づくりに積極的に取り組む保育施設、幼稚園等を対象に「あだちっ子・いい歯推進園表彰」制度を立ち上げ、今年は2年目を迎えます。
今回区長賞に輝いたのは、私立六町あづま保育園による「3歳までむし歯ゼロをめざして」と題した取り組みで、0・1歳児クラスでは“歯科指導連絡票”を活用しています。看護師が3、4カ月ごとに子どもの口の中を観察し「奥歯が生えはじめました」「かむ力がついてきましたね」などと連絡票に記入して保護者に伝えます。それに応えて「大切にします」「歯科医院に行ってきました」と返信してくださるなど、保護者の関心も自然に高まり、歯科医の受診につながっています。
乳幼児期に歯みがきの習慣を身につけることはとても大切です。乳歯がむし歯になると、永久歯がむし歯になりやすくなったり、歯並びが悪くなったりといった様々なリスクが生じ、時には肥満や糖尿病の引き金になることも。「乳歯は生え変わるから、むし歯になっても大丈夫」といわれていた時代もありましたが、これは誤りです。子どもたちの歯の健康を守るため、各園の今後の取り組みに期待しています。
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