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公開日:2016年10月6日 更新日:2016年10月6日

日本に暮らして

 外国の方に“日本語で日本語を教える”ボランティア教室「めいめい」さんから、定期的に活動の様子をまとめた情報誌が届きます。

 先日いただいた情報誌に、日本語を学んでいるロシア人のターニャさんが、「めいめい」さん主催の異文化コミュニケーション講座で行ったスピーチが紹介されていました。「日本のぶんかは ほんとうのきもちをみせないと わたしはおもっています。日本人のこころは むかしから ださなかったから いまも うまくみせることができないとおもいます(だからアイススケート バレエのせんせいは ロシアからきて おしえているのです)」とあり、鋭いな、と感心しました。

 ただ最近は、自分の気持ちや意見をはっきり言葉にする方が、特に若い世代に多くなってきていると思うのですが、いかがでしょうか。とはいえ、こと外国の方とのコミュニケーションに関しては、言葉の壁があってついひるんでしまったり、こんなことを言っては失礼に当たるのでは、と考え過ぎてしまう傾向があるのかもしれません。

 日本語は発音が似ている言葉が多く、ターニャさんも苦労されているようです。「でんしゃで おじいさんに せきをゆずりたいとき さわって(すわって)ください といってしまい びっくりして おじいさんは にげてしまったのです」との経験話には、申し訳ないとは思いつつ、笑いが込み上げてきました。でも、とっさに逃げてしまったおじいさんにも、きっとターニャさんの気持ちは伝わったと信じています。

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