公開日：2016年9月30日　更新日：2016年9月30日

ワンルームマンションの建築や管理に関する方針がまとまりました

　「足立区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例」が10月1日から施行になります。住民の理解を得ないまま強硬に建築工事を進める事業者の存在や、入居者が敷地外に自転車を置いたり、ごみ出しのルールを無視して地域住民とトラブルになるなど、ワンルームマンションに関する問題が顕在化しているため新たに制定したものです。条例の運用に必要な手続き、基準等をくわしく定めた施行規則についても、合わせて施行いたします。

　対象となるのは地上3階建以上、かつワンルーム形式の住戸が15戸以上で、それが総住戸数の3分の1以上を占める集合住宅です。特徴的なのは、建築主や所有者等に対し、マンションの建築時だけでなく建築後も、地域との円滑な関係を形成・維持するための責務を課していることで、「建築後のワンルームマンション等の管理に当たり、周辺環境への影響に配慮し、円滑な近隣関係の維持に努めなければならない」と規定しています。

　駅周辺を中心に民間投資が活発化していることは、区にとってありがたい反面、ワンルームマンションに対して地域にお住まいの皆さまの一定のご理解が得られなければ、地域の絆（きずな）の醸成を妨げることになります。いずれの側にとっても、気持ちよく生活しやすい、まちづくりに貢献できる条例となるよう願ってやみません。

お問い合わせ