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公開日:2016年9月7日 更新日:2016年9月7日

夢はユーチューバー

 第1位サッカー選手、第2位医者、第4位公務員。ある自治体が小学校4年生の男子に行った「将来の夢は?」との質問に対する回答だそうです。「それでは第3位は何でしょう?」と言う問いかけが、先日行われた青少年問題協議会の中の「子どもをネット犯罪から守る」をテーマにした講演会で講師から発せられました。

 答えは「ユーチューバー」ですが、「それって何?」と思われる方もまだ大勢いらっしゃると思います。私も全く予想外の回答でした。ユーチューバーとは、ユーチューブ(インターネットの動画共有サービス)に動画を投稿して広告収入を得ている人のことで、有名になると年間1億円以上稼いでいると聞きました。子どもたちは「あくせく勉強している時代じゃない」と言い、いかに人を驚かせたり面白がらせたりする投稿ができるかに熱を上げ、内容はおのずとヒートアップする傾向にあるとのこと。

 30年後を見据えた区の「基本構想」の中でも、価値観が多様化しているこの時代において、自治体サービスはどうあるべきかを議論していますが、まさに多様化を実感させられたアンケート結果でした。

 講師である「東京都ファミリeルール事務局」の山本啓史(ひろし)さんからは、「ネット犯罪から子どもを守るためには、学校任せにせず、家庭でもルールを作ることが大事。単に『○○してはいけない』と禁止するのではなく、携帯電話やスマートフォン等の使用を前提に、子どもと相談して使用時間の制約を設けるなどの約束事を決めておくこと。あらかじめ約束が守れなかった時のルールも決めておく『ルール作りの二重構造化』で効果がぐんと上がる」とのアドバイスをいただきました。その内容も例えば「お風呂掃除1週間」ではなく、「ネット使用禁止1週間」など、自らの責任を自覚できるものにするのがコツだそうです。ぜひ参考になさってください。

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