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公開日:2016年7月20日 更新日:2016年7月20日

「荒川河川敷の自転車対策を進めてください」とのご要望に対して

 「区役所周辺の路上で見かける『自転車ナビマーク(※)』を荒川の河川敷に設置して欲しい」というご要望を受けました。通りすがりの会話で、先方も自転車で先を急がれているご様子だったので、お名前やご住所は伺えませんでした。直接お答えすることができないため、この場を借りて回答したいと思います。読んでいてくださればいいのですが。

 結論から言えば、「現状では設置は困難」というのが河川敷を管理する国土交通省の回答です。その理由はまず、河川敷の道路は災害時の救助や救命活動、緊急物資の輸送を目的とした「緊急用道路」であって、「サイクリング道路」ではないということ。歩行者が優先で、自転車は徐行が原則(これが守られていないので、今回のような提案になったと思うのですが)。ナビマークを設置すると、逆に自転車の走行が前提になってしまうというものです。

 また、河川敷道路は道幅が狭く、ナビマークを設置することで、かえって歩行者の通行範囲がせばめられてしまう結果となります。以前、国土交通省と荒川周辺の区市で河川敷の利用ルールを検討した際、自転車専用通行帯の設置を試行しましたが、結局設置しないことになった経緯もあるそうです。

 特に休日などは、かなりのスピードで自転車が走行しているのを見かける方も多いと思います。道路面に高速走行しにくい舗装を試験的に施工するなどの措置を取っていただいていますが、まだまだ効果は限定的との印象もあります。

 更なる安全対策としてどのような方策を講じられるのか、所管である国土交通省荒川河川事務所とも検討を進めます。

※自転車ナビマーク:自転車が「通行すべき部分」と「進行すべき方向」を路面に表示したもの(「自転車優先路線」という意味ではない)。この表示は法令に定めのない、いわゆる法定外表示で、自転車の通行方法については法定又は道路標識等の交通規制に従うことになる。

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