お付き合いが始まったいきさつは？

　先日行われた「あだちワンダフルCMグランプリ（通称　あだワン）」の表彰式に、この審査にご協力いただいたエイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社の猪野部長がご出席下さいました。今回、エイベックスさんには「あだワン」に合わせて映像制作のワークショップを開催していただいたのですが、準グランプリに選ばれた「よっちゃん」さんからは、「映像ど素人の私にとって、ワークショップがなければ作品の制作そのものもおぼつかなかった。感謝です」とのコメントがありました。

　当日会場で、猪野部長が本事業とかかわるようになったいきさつを披露されました。実は、第2回の「あだワン」でグランプリを受賞した足立区の男性が、エイベックスの映像部門の採用試験に応募した際、「あだワン」受賞作品を流して自己PRに努めたというのです。また見事採用された後は、「足立区のPRに協力したいので、会社としても応援をよろしくお願いします」と上司である猪野部長に嘆願したそうです。その思いが区とエイベックスさんとの懸け橋となり、今に至っています。7月に開催する「足立の花火」でも、音楽や映像の専門家の立場からアドバイスを頂だいするなど、コラボの幅が広がってきました。

　「住んでいる大好きなこの街のために何かしたい」という一人の思いが人と人、人と企業などを結びつけ、新しい価値や可能性を創造していくこうした形こそ、今後区が目指していくべき方向性の一つなのだと思い、大変ありがたく、頼もしく感じます。