「ショウブ」ではなく、「ハナショウブ」を見にいらしてください

しょうぶまつり（2013年）の様子

【しょうぶまつり（2013年）の様子】

　端午の節句とゆかりの深い菖蒲（しょうぶ）。これをアヤメとも読むからことは複雑です。各地の菖蒲園で咲き誇るのはショウブではなくハナショウブ。その上、「いずれアヤメかカキツバタ」ということわざもあるように、アヤメと見分けがつきにくいカキツバタが加わり、何が何だかこんがらがった状態なのは私だけでしょうか？

　6月4日（土曜日）、5日（日曜日）に区立しょうぶ沼公園で開催される「しょうぶまつり＆スタンプラリー」のパンフレットに、アヤメ・カキツバタ・ハナショウブの簡単な見分け方が載っています。詳しくはそちらをご覧いただくとして、この3つは花の咲く時期や花の形、生育場所が少しずつ違うそうです。ショウブはこれらとは異なり、花は小さく目立ちませんが、葉に独特の芳香があり、しょうぶ湯など薬効を期待した使い方をされています。

　いずれにしろ、しょうぶ沼公園で皆さまにお楽しみいただくのは140種、約8,100株の見ごろを迎えるハナショウブです。6月中旬まで木道を設置していますので、間近で花をご覧いただくことができます。5月26日（木曜日）から6月12日（日曜日）までは夜間のライトアップを行いますので、お日様の下とはまた違った趣のハナショウブをご堪能（たんのう）ください。