下りの急行電車が高架橋を走るのは？

　ゴールデンウィーク最終日の5月8日(日曜日)に、東武スカイツリーラインの竹ノ塚駅付近下り急行線の高架橋で、レールウォークが開催されました。当日はお天気にも恵まれ、5倍の競争率を突破した700名の参加者による、約80メートルの高架橋の渡り初めとなりました。ご応募いただいたにも関わらず、残念ながら参加できなかった皆さまには心からお詫び申し上げます。

　この高架橋の上を電車が走るのは5月29日(日曜日)の始発電車からで、前日の下り最終電車通過後に切り替え作業を行う予定です。工事開始から完成までに約10年を要する難工事で、現在の進捗（ちょく）は約3割。今年度の予算は昨年度の約2倍の70億円に膨らみ、これからが正念場となります。最後まで無事故で、順調に工事ができますよう、関係各位のご尽力を賜りながら進めます。ご利用の皆さまには、改札口が一時的に地下に移転するなど、今後ますますご不便をおかけすることになりますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

　ところで、高架橋上のレールは既に赤色に錆（さ）びていました。今からこの状態で大丈夫なの？と疑問がわきましたが、鉄道関係者のお話によると「レールは一日でも放っておけば錆が出る。実際に列車が走る前に、錆取りを行ってきれいにするから心配はいりません」とのことでした。