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公開日:2018年12月18日 更新日:2018年12月18日

水害への備え

昭和30年代に深刻化した地盤沈下や市街地化による生活排水の増加によって台風や大雨による大規模な浸水被害が多発しました。地盤沈下にともなう水防の主な施設は排水場と堤防のかさ上げでした。排水場の増設が進められ、昭和39(1964)年度には30か所が設置されました。

荒川ではカスリン台風や地盤沈下に対応して昭和26(1951)年から工事が開始されました。隅田川には、昭和34(1959)年の伊勢湾台風の教訓に基づいて全域にわたって防潮堤が築かれました。また、内水(堤防内の水)対策として、排水路の整備と下水道管の設置が行われました。下水道管は区内各地に張りめぐらされ、幹線水路を経てポンプ所や処理場へ送られるように計画され、内水の排水に活躍しています。

これらの水害への備えが進展することにより、大規模な水害は姿を消していきました。


隅田川の防潮堤


荒川堤防のかさ上げ工事


綾瀬川堤防かさ上げ工事


川田橋排水機場


地中に設置された下水道管

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